人、動植物に流れる生体水。そこには生命の神秘と呼ぶにふさわしい優れた生態システムが存在しています。人体内では、常温(摂氏36度前後)一気圧の環境で、超臨界水(摂氏数百度数百気圧)が引き起こす物質反応の世界が容易に行われ、-80℃まで凍結しない水が存在し、熱帯雨林の高温の世界でも正常に機能しています。この生体水の特徴とはいかなるものなのでしょうか。生体水の特徴は主に3つあります。それをひも解いていきましょう。
   
  1. 生体内のものはすべて「水の器」でくるまれ、運ばれています。

    生体内の水はきわめて粒子が細かく、水に密度があり、水として安定し、活力ある状態にあります。水道水などの普通水と比べると、その安定性には大きな差を示します。

    そして超微粒子の世界の生体内では、タンパク質やアミノ酸、そしてすべての物質が「水の器」に包まれ、全身に運ばれていきます。

   
 細胞は「水の器」で包まれたタンパク質、アミノ酸、ビタミン、ミネラルを必要なものだけ摂取し、不必要なものは取り込まない生態システムにのっとって細胞活動を維持しています。そうして、異物はすべて水の器に包まれた状態で害を及ぼさず、尿や便、汗などとなり、排泄されます。

 病を引き起こす人と引き起こさない人の差は、摂取した水を活力ある生体水に整えられるか否かによっています。

   
  1. 生体水はまったくの中性です。胃液が強酸性なのは、水+酸性物質が多い状態ということをさしており、生体水自体が酸性になっているのではありません。生体内での酸性、アルカリ性状態はアミノ酸類やヘム基の存在によっています。
    生体水は中性で、一切の電位のかたよりをもっていない。
    実験である種のアミノ酸がアルカリ性の環境のみで働くことがわかっていますが、これは人工的な環境の実験であり、生態内のシステムを示すものではありません。
 
   

  1. 生体水は容易に分子が崩れる水ではない。
    きわめて超微粒子化された生体水の世界では、電磁波や磁気など多少の電位が与えられても、水の器現象や水分子は容易に崩れません。
    高電位を持った岩石などは自然環境の中に存在しています。生命体の発祥地点で、コンピューターや携帯電話の電磁波の影響程度で生体水が崩れる水であったとすると、今日のこれだけ豊かな生態系をもつ地球の存在はなかったことでしょう。本来の健康な生体水であれば、環境の影響を顕著に受け、原因不明とされる病が生じることもないはずなのです。
       
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